なんでもできる!賢く飼いやすい我家のウサギのウーちゃん

「自分を人間だ」と思っている友達Tさん家のウサギのウーちゃんのお話です

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私が小学校に上がる頃、家で飼う事になったウサギのウーちゃんは、とても賢いウサギでした。
まるで家族の一人のように振る舞う賢いウーちゃんが、我が家では自慢のペットでした。
小さい頃は、それが普通だと思って飼っていたウサギの性質ですが、自分が大人になってから、改めてウサギを飼いたくて、色々調べたところ、温度管理等含めた飼育環境が難しく、体も弱いため、病気をしやすい事や、ストレスを感じやすく、ストレスで死んでしまう事もある…など、飼うのにはなかなか難しい内容が沢山書かれていました。
実際に、一人暮らしの際に飼ってみた時には、2ヶ月程で亡くなってしまい、その際も、激しいストレスから毎晩暴れ、コードというコードを噛みきり、仕方がないので檻に入れると、ストレスが溜まっているアピールのジャンプと、叫び声を上げ続け、餌を手渡しで上げようものなら噛みつかれ、私自身もあまり可愛がれない苦労が続き、寝不足になっていたので、育てるのが本当に大変でした。しかし、子供の頃に飼っていたウーちゃんは、全く違っていました。

お店で購入し、お家にやってきた当日、我が家には金魚が沢山いたため、金魚の水槽に金網で蓋をした即席の小屋(檻?)がウーちゃんの部屋となりました。
部屋では放し飼いにしましたが、初日に玄関に作ったトイレをその日のうちに覚え、それ以外粗相をする事は一度もありませんでした。
私が一人で買っていた際のウサギは、部屋中にフンをまき散らし、すぐに狭いところに入っては、またフンをしてしまうので、掃除が大変だったのを覚えていますが、ウーちゃんはそんな事はありませんでした。また、部屋を走り回るような事や、何かに噛みつく事もありませんでした。
ストレスを抱えた時にやる唸り声や、後ろ足を地面にたたきつけて大きな音を出すジャンプも、やっているところを一度も見た事がありません。
また、寝る時には、私達が寝る事が分かっているのか、布団の真ん中に入ってきて、私達と同じように仰向けで眠るんです。
そして、朝は一緒に起きて、一緒にご飯を食べ、覚えたトイレで用を足す。
家族がいなくなる日中は、水槽の小屋をベランダに出して、外の空気浴びと日光浴をさせていましたが、とくに騒ぐこともなく、近所の野良猫が、遊ぼうと近づいて小屋を突いたり、攻撃されても、どっしりと構えて、眠りながら無視していたようです。

母とも話していたんですが、おそらく小さい時に連れてこられ、自分を私達家族と同じ人間だと思っているようでした。
食事をねだるような事もなく、部屋を散らかしたり、動物のように鳴いたり、声を上げたりする事もなく、一緒に食事して、一緒に寝て、攻撃してくる猫をあしらいながら、頭が切れる人間のようなウサギでした。
ウーちゃんのイメージがあったため、ウサギは賢く、飼いやすい生き物だと思っていましたが、本来は気性が激しく、欲望が強いため、あまり我慢ができない生き物だという事を知りました。ウーちゃんは、まるで人間のように私達と生活し、今でもあの子はうちの自慢の家族です。

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