我が家の家族の一員に、一匹のペルシャ猫がいます。
毛色はチンチラシルバーで、まだまだやんちゃ盛りの可愛い男の子です。
猫が我が家にやって来たのは2年ほど前になりますが、近所のペットショップで見かけて家族に迎える決心をしました。
私は小さい頃からの猫好きで、小学生時代から大人になるまで私の傍らには必ず相棒猫達がいました。
しかし当時の猫達は捨て猫だったり友人から譲り受けた猫ばかりで、ペットショップで購入すると言う事は今まで一度もありませんでした。
何故、ペットショップから猫を迎える事になったかと言うとペットショップで展示中だった猫が、亡くなった先代の猫にとても似ていたからです。
ペットショップで見かけた猫は生後4~5か月たっていて、子猫の可愛い盛りは過ぎていました。
価格も半額以下になっていて、飼い主がなかなか見つからない様な状態でした。
私は買い物の度にペットショップに立ち寄り、その猫の事が気になってはいたのですが、その頃は家族に迎えると言う事は考えていませんでした。
ある時、いつもはふてくされた感じで横になっていた猫が、ちょっと面倒くさそうに私の顔をちらっと見たのです。
猫の顔をよく見てみると目の色や顔の雰囲気、ちょっとしたしぐさが先代の猫にそっくりだと思いました。
それから何度も猫のいるペットショップに通って猫がまだいるかどうかがとても気になり、同時に情もうつってしまったのです。
これ以上大きくなって飼い主が決まらなかったらこの子はどうなるのかな思った時、居ても立っても居られない気持ちになり、夫と娘にペットショップの猫を家族に迎えたいと相談しました。
夫には最初反対されましたが、当時幼稚園児だった一人娘が大賛成だった為、無事に猫を家族に迎える事となりました。
我が家に猫が来た当初は、やはりある程度大きくなっていた為か警戒心がとても強く、なかなか懐いてくれませんでした。
しかしこれはある程度覚悟していた事なので、時間がかかっても家が猫にとって落ち着ける場所になってくれるように猫に接しました。
最初は体に触る事が出来ない感じでしたが、2~3週間経つと徐々に猫の方から私達のそばに寄って来てくれるようになり、やがて家や家族に馴染んでくれました。
今では家族に遊んでと甘えてくれますし、部屋中を運動会の様に駆け回って遊んでいる事もあります。
猫の毎日の日課は、部屋中を回り異常がないかパトロールする事です。
寝室やリビングをチェックし、お風呂やトイレも使用中であろうとお構いなしに確認しに来ます。
パトロールが終わった後は安心したかのように、お気に入りの窓辺でまったりと気持ちよさげに寛いでいます。
猫は静かな環境を好み騒がしい子供は苦手な事が多いと言われていますが、我が家の猫は子供が大好きで娘とも大の仲良しです。
一人娘と言う事もあり娘にとって猫は兄弟の様な存在であり、猫も娘を守らなくてはいけない存在と感じているようです。
娘の友達が何人か遊びに来ている時も、猫のストレスになるといけないなと思い猫を別室にうつすのですがすぐに子供達の方に寄っていきます。
そんな猫なので娘の友達にも大人気で、子供達は家に遊びに来るとまず猫に挨拶してくれます。
正に家族や知人にとってアイドル猫と言った感じで、皆から愛されているなと感じます。
これからも猫と一緒に楽しい思い出を沢山作り、猫に癒されてのんびりまったりと暮らしていきたいなと思います。