今年3月の世界選手権後、左足甲の 靱帯損傷で休養している羽生結弦選手。
けがは全治2ヶ月と診断されています。
カナダで休養中の彼は未だに練習を再開していないそうです。
そのため、毎年出演しているアイスショー「ファンタジーオンアイス」には出演をしていません。
開幕した幕張公演では割と良い席に空席が目立っているということです。
チケットは完売しているのに、何故空席があるのか?
羽生が出演しないから行かないというのであれば転売すればいいのではないかと思うのですが・・・。
羽生ファンの中に羽生が出演していないショーが盛況であることを善しとしないため、チケットを転売せずにあえて空席にする人がいるそうなんです。
自分も以前、好きなバンドが地元の夏フェスに出演することになり、チケットを購入したのですが、メンバーが急病で不参加となり、チケットを払い戻ししました。
この時は、出演すると言っていたバンドが出演しなくなったため、主催者側は払い戻しを受けてくれました。
アイスショーは最初から、「出演するスケーターは急遽変更されることがあります」と断りを入れているため払い戻しはしていないそうです。
そもそも、羽生が出演しますとは一度も発表していないのですから、払い戻しする必要はないわけです。
ただ、毎年出演しているため、幕張と札幌は出演しないよと発表したわけです。
この発表がファンの間では、後半の長野、神戸には出演するかもしれないと期待させているようです。
日本スケート連盟からは未だに羽生はカナダで休養中と発表しています。
現時点で練習を開始できないのに6月17日からの長野や24日からの神戸公演に出演できるわけがないですよね。
考え方は人それぞれですからファンの意見も分かれているようです。
けがをしっかり治してほしいという気持ちはみな同じですが、「自分の持っているチケットの公演には出演してほしい」と考える人と「アイスショーは出なくていい。グランプリが始動でもいいではないか。何なら今年はけがの治療に専念して、来年のオリンピックシーズンに間に合えばいいのではないか」と思う人がいるようです。
羽生を心配するというよりは、自分が羽生を見たいという欲求が勝っている人と、本当に羽生を心配する人に分かれるということなんでしょう。
最近起こったアイドル刺傷事件ではないですが、ファン愛とは時には行き過ぎてしまい、とんでもない事件を起こしたりします。
羽生も日本にいる時には行き過ぎたファンにストーカーのような行為をされ困惑しているようです。
福山雅治も自宅侵入事件に対して福山ファンのイメージが悪化することを憂慮していると言います。
ファンというのは無償の愛でタレントやスポーツ選手を支えるものであり、個人的に見返りを望んではいけないのです。
そして、その応援に応えて結果を見せてくれることによって、ファンが喜びを得ることができるのです。
自分を応援してくれるファンを大事にするのは当たり前ですし、感謝もしていると思います。
インタビューなどで「自分を支えてくれるファンに感謝します」なんてコメントをよく聞きます。
羽生が一番というファンを否定はしないですが、モラルの範囲内で行動しないと、羽生が悲しむことにもなりかねないわけです。
アイスショーの会場には羽生へのメッセージを送ることのできるコーナーや、羽生の使用している「バラード1番」をピアニストが生演奏したりと羽生ファンに考慮しているようです。
羽生を通じてフィギュアスケートを見るようになったのであれば、せっかくだからフィギュアスケートのファンになって、それを楽しんだほうがよいのではないしょうか?
こんなこと言ったら、羽生ファンに余計なお世話だって言われてしまいそうですけどね(苦笑)