転勤族のまみちゃんの愛犬(ミックス♀)コンブのお話
今年で10歳になるミックス犬♀を飼っています。
前に飼っていた犬を亡くし、軽いペットロスになり毎日寂しい思いをしていました。
そろそろ犬が欲しいなとインターネットで里親募集のサイトを見つけ、石垣島にある「わんわんクラブ」という捨て犬を保護している施設に出会いました。
捨てられていた兄弟達を保護したばかりで子犬が数匹紹介されていました。
その中の一匹を選び、施設に連絡を入れました。
東京在住ですがその時ちょうど沖縄で結婚式をする予定だったので、式が終わった後石垣島に旅行を兼ねて引き取りに行きました。産まれてから3か月くらいの子犬。
渡された時はすごく緊張していたのが全く動かず、何をしても反応もなく、声も出さず…と本当にシャイな子でした。数日を石垣島で過ごし、東京に戻りました。
滞在中もしかして声が出ないのか?なんて心配にもなったほど全く鳴かず、相変わらず固まったまま。散歩に出しても全然歩かなかったです。
自宅に戻った日の夜、私はスーツケースのロックをかける部分に思いっきり足をぶつけ出血しました。
衝撃が凄く血を見るのが苦手は私は本当に怖くて、旅の疲れもあったのか数秒くらい気を失って倒れてしまいました。
ふと目を覚ますと、自分から寄ってきてくれなかったコンブが横に寄り添って丸くなっていました。その時は本当に嬉しくて、やっと家族と思ってくれたんだ!と感激しました。
次の日から少しずつ散歩で歩いたりもしてくれて、顔を思いっきり舐めてきたりと初めて会った時とは全くの別犬のように思いっきり甘えてくれるようになりました。
でも可愛がるだけではなく、しつけもしないといけません。
ある日旦那さんの靴の中に大きい方をしていました。
漫画みたいで笑えるのですが、笑ったら喜んでもらえると勘違いしてしまうのでここは堪えて叱り、ペットシートに連れて行きここがトイレだと何度も何度も教えました。
いつの頃かトイレシートにする事を覚えたのですが、私のやり方が間違っていたのかトイレシートにするというよりも、そこの場所にするというように認識していた様子で数ヶ月後引っ越ししたら、こちらがここをトイレにしようと決めて置いたシートと全く違う所にトイレをしていました。
引っ越ししたてで戸惑ったのか、しばらくそういう事が続き、こちらから合わせてそこにシートを置いてもまたずれた所にする…という日が続きしばらくトイレには悩まされました。
コンブと出会ってからというもの、仕事から疲れて帰ってきても元気に向かい入れてくれる嬉しさや、普段なら用事がないと絶対に家から出なかったのに、散歩をしようと積極的に外に出たり、一緒に旅行に行ったりと行動が幅広くなりました。
飼い始めてからもう10年になりますがありがたい事に病気もなく健康でいてくれました。
前と比べ真っ黒だった毛も白い毛が目立ち始め、寝る時間も少し多くなりましたがまだまだ健康でいて長生きをして欲しいです。
犬がいる生活は具合が悪い時や忙しい時など大変な事もありますが、いつでも嬉しそうに迎えてくれるし、一緒にいるだけで本当に癒されます。