柴犬(男の子)の肛門周囲腺腫の闘病記

Mさん家の子(柴犬♂)が肛門周囲腺腫になったときのお話です。

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我が家には13歳のオスの柴犬がいます。
柴犬と言っても小さい頃から大きめで骨格も大きく、秋田犬ですか?と聞かれることもしばしばありました。性格はとてもおとなしく人懐っこい性格で甘えん坊だったので、父にべったりでした。

12年間アトピーくらいしか病気もしたことがなく、病院に行くといっても痒み止めをもらうかフィラリアの薬をもらうくらいだったのが、夏頃から肛門の周りに出来物が出来ることがありました。最初は小さくイボのようなもので虫に刺されたかな、と思う程度で放っているといつの間にかなくなっているので気にしないままでした。

数ヶ月の間に出来たりなくなったりを繰り返し、秋になると少し大きい出来物ができている事に気が付きました。
ですが、またなくなるだろう、とあまり気に留めていないまま過ごしていたら今度は中々なくならず、それどころか大きくなっていきました。
しだいに数も増えてきて、大きさも目立つようになり、病院に行こうかと思い出した矢先に散歩中のボール遊びをしている時に枯れ枝のところにボールが飛んでいってしまい、思い切り走ったままボールを追って突っ込んでいってしまって、枯れ枝でお尻の出来物を傷つけてしまい出血してしまいました。

最悪なことにその日は夜に散歩に行っていたため、病院は診察時間を終えており、次の日は休日でしたので消毒をしながら週明けまで待ちました。
やはり出血していたので、出来物を仕切りと舐めていて、消毒薬がしみるのか、消毒を激しく嫌がってあまり消毒ができないまま週末を過ごしました。

週明け朝一番に病院に行くと、お尻の出来物は【肛門周囲腺腫】というもので手術になる、と言われました。またこの病気は、交尾をしていない、子どもがいないオスの成犬に多いらしく去勢することもすすめられました。

去勢しない場合、また出来てしまうことがある、と説明を受けたので1度手術を受けるなら一緒に去勢もしてもらおうと思い、肛門周囲腺腫の手術時に一緒にとってもらいました。手術は朝に入院し12時頃手術、小一時間で終わり、退院は17時でした。

予定通り終わり、退院の際には首にはエリザベスカラーを装着されていて痛み止めと抗生物質を1週間分もらい、帰宅しました。再診は1周間ごとに2回、予約を取りました。

室内犬だったので、エリザベスカラーになれずかなりストレスになっているのがわかりましたが、薬を塗っていて手術の傷跡があるのでなめないように様子を見ました。
痛みも二日間はあったようで、鳴き声を上げていることがありましたが、数日後にはカラーにもなれ、痛みもなくなってきたのかいつも通りに過ごすようになりました。
1週間後の診察では抜糸をされましたがおとなしくしていてすんなりと終わりました。

また一週間分抗生物質をもらい、カラーを外してもらいました。
その次の週の診察では、薬もなくなり通常通りの生活をして構わないとおっしゃってくださいました。

あれから1年立ちますが、お尻に出来物も出来ず過ごしています。

小さく出来ていた時に放おっておかず、早めに病院に連れて行ってあげていたら週末痛い思いをすることがなかったんだな、と反省しました。

ですが病院に行った時に、すぐに病名を伝えてくださり、きちんと手術や治療をしてもらえてよかったと思います。

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