チワワ 一覧

子猫と子犬を久々にお迎えしまして

「ムツゴロウ王国」みたいなお友達のペット事情(*^_^*)
プリント
わが家にはペットが7匹いました。
犬が1匹に猫が5匹、そしてウサギが1匹という、いろんな人にそれを話せば「ムツゴロウ王国みたいね」と言われるくらいの大所帯です。
一番年上の猫のことを考慮して、去年はもう増やすまい(保護とかもあまり考えない)と主人と相談していたのですが。

これも運命なのか出会いなのか、子犬の里親募集のサイトを観ていた主人が「どうしようか」と打ち明けてくれました。
見た感じは普通のダックス。しかしこの子には片腕がありませんでした。
そのためかなかなか貰い手がないらしく、下手したら保健所行きになるという恐ろしいことが待っていたそうなんです。
片腕がない以外は健康で可愛らしく、しかもものすごく人懐っこいダックスくん。
とにかく可愛らしい。うちにいるチワワもずっと犬では独りぼっちなので、そろそろお友達が出来てもいいかなという気持ちもあり、とりあえず会ってみようということになりました。

この時点では会ってみて、しばらく考える時間をいただこうと考えていました。
しかし相手(里親さん)も私たち夫婦に懐くダックスくんを見て、そのままよろしくお願いしますということになったんです。

本当にいきなりで急なお話。
そのつもりではあったんですが、突然渡されて正直どうしようという気持ちはありました。
まずはケージや水を飲ませるものや食器はどうしようかと。
しかし全部揃うんですよ、我が家は。
以前迷子の犬を保護した時に購入したものや、懸賞で当てたケージなど。一気に全て揃ってしまいました。
ある意味怖いものなしの状態です。後はこのダックスくんが慣れるまでと思っていたら。

翌日にはすでに慣れ家の中を難なく走り回り、先住のチワワとすぐに仲良くなっちゃいました。
来たばかり一週間くらいは片腕で走るのも大変そうだったけど、徐々に上手に走り回れるようになり、わが家に来て約3か月経った今では先住のチワワと並んで走れるまでに成長しました。
ハンデなんてお構いなし!元気いっぱい成長してくれています。

このダックスくんがだいぶわが家に慣れてきたある日、今度は主人が職場で子猫を保護したので飼えませんか?と聞かれたそうで。
子猫と言っても、ようやく卒乳したくらいの本当に小さな子で、この子も保健所行き一日前だったそうなんです。
それを聞くとなんだか捨てておけなくて。
主人から「どうしようか」のメールをもらった数秒後には「ソフトゲージ準備して待ってる」と返信していました。

先住猫5匹います。でも、みんな子猫の時に我が家に来てお兄ちゃんお姉ちゃんがしっかり親代わりをしてお世話してくれたから大丈夫かなと、少し厚かましい願いだけど思いました。
きっと仲良くしてくれるだろう、犬たちも噛んだりはしない子たちだから安心はしています。

その小さな子猫が来た時はみんな半径1メートル以内には近づかなかったんですが、徐々に近づいて行ってにおいを嗅いだりしてくれました。
翌日には毛づくろいをしたり、危ない場所に行かないように見守ってれたりと、すぐに仲良くしてくれました。
この子もこんな深い愛情のおかげか、わが家にきて約2週間たった今では倍の大きさになっています。
もうお兄ちゃんお姉ちゃんに混ざってごはんも食べるし、犬たちとじゃれて遊んだりもしています。

まだ子犬のダックスくんとこの子猫は似たような境遇だからか仲が良く、よく一緒に遊んでいます。
今はダックスくんの方が大きいけど、数か月後には変わらないくらいの大きさになろんだろうなと思うと楽しみで仕方がありません。

どちらもたくさん食べます、そしてよく遊んでよく眠って甘えてくれます。
もちろん先住の犬猫ウサギも。飼い主として本当に嬉しいことです。
これからもたくさん元気いっぱいで、長生きしてほしいですね。
毎日バタバタして大変だけど、本当にこの子たちに出会えてよかったです。


私の何も言わない心友

Mさんと大切な家族であり心友でもあるアールのお話です。

chihuahua
私が20歳の時、1人暮らしをしていました。
両親は離婚し、母は再婚し、私が育った町から出ていってしまいました。

1人になった私は、寂しくて、犬を飼いたくなりました。
小さい時から家に犬はいましたが、母が再婚した時に連れて行ってしまったので、私も自分で犬を飼ってみようと思い、ペットショップに出向きました。
あの頃まだ今みたいに犬も高値ではありませんでしたが、その中でも、少し月齢がたってしまい、ペットショップの展示されている犬でも、少し違う場所に置かれた、大きなゲージの中にいる、6ヶ月のチワワと目が合いました。

私は今でも忘れません。その犬を抱き上げ、この子が欲しいと即決しました。
値段も今でも覚えています。6万円でした。今では考えられないような値段ですが、エサ、水入れ、サークル、リード、首輪、オシッコのシート、など、必要な物を買い揃、一緒に我が家に帰りました。
それからは、犬を飼っていたといえ、私が全てをやるのは初めてで、しつけ、オシッコの覚えさし方、ワクチンなど、色々大変でした。
雄だったので、いろんな所にマーキングをしました。
障子の角や、キッチンの角、今思えば、角と言う角にはオシッコをかけられたのでは、、、と。
しかし、寝る時も、いつも一緒。
私が仕事から帰ってきても、長い毛の尻尾をブンブン振って喜んでくれました。
私は彼が家にきてからは寂しくなかったです。

名前はアールと言う名前にしました。以前母が飼っていた犬がラブラドールで、盲導犬の繁殖犬でした。
とても賢い犬だったので、その犬の頭文字を取り、アールと言う名前にしました。
アールは私が仕事に行って帰って来ると、よくゴミ箱をさん散らかしにしたり、靴をかじったりしていました。
靴も、スニーカーとかではなく、革靴ばっかり。
ウッカリブーツなどを下駄箱から出していると、かじられていたものです。
でも、そんなアールも今では16歳になりました。私の歳がばれてしまいますが、一度も病気もする事なく、今も元気で、一日2回の食事と、散歩にも行きます。

今では私も2児の母です。
アールは私の過去を全て知っています。
昔の彼氏も、私の友人も、私がグデングデンになって帰ってきた事も、泣いてた時の事も、皆んなで楽しく遊んでいた時の事も。
全て、全てアールは知っています。
けど、アールは何も言わず今もずっと私の側にいて、私の人生を見守ってくれて、私の2人の子供の成長を今では見てくれています。
私もこんなに長くアールと一緒にいる事ができるとは夢にも思っていませんでした。
16歳になったアール。36歳になった私。アールと後何年一緒にいる事ができるかわかりませんが、私の人生の中で掛け替えのない友人であり、心友であり、恋人そして、大切な家族です。
今では2人きりの家族から、主人に子供2人の5人家族になりました。
アールはおじいちゃんで、毎日子供達の声がうるさかったり、騒がしかったりするかもしれませんが、子供達は必ず、出かける時も帰ってきた時も、寝る時も、アールに声をかけてくれます。
喋る事はできませんが、いつも、耳や尻尾で返事をしてくれています。
私が帰ってきてもそんなに喜びませんが、子供達が帰ってくると必ずアールは尻尾を振って喜んでいます。
けど、やはり歳です。歯垢がひどく、口がとても臭いです。
歯垢をとる犬用のガムを与えてみたり、歯を拭いてはみますが、中々とれません。
目も白内障になってきていますが、まだ、目は見えているようです。
そして少し痴呆も入っているのかな?と思う時があります。
ご飯はちゃんと食べたのに、少しすると、又、私の所にきて、ご飯をねだったりします。
そんな時は少しだけご飯を与えて納得してもらいます。

動物も人間も同じだと思いますが、大切な家族です。
最後まで、しっかりと育てていきたいと思っています。だって、私の心友ですから。