大好きだったナナの一生

Mさんの大好きなゴールデンレトリバー系雑種ナナちゃんの一生

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私が小学生の時に祖父母が小さな茶色い子犬を貰ってきたことがありました。
茶色っぽい毛で垂れた耳、ぬいぐるみのような姿でした。
とても広い庭付きの家でゴールデンレトリバーを買っている友達から貰ったそうですが、別の種類の犬と交尾してしまったようで雑種の赤ちゃんでした。

祖父母はすでに柴犬を買っていましたが、昔から犬が大好きだった2人はただで貰えることをいいことに、飼ううことにしてしまったそうです。
名前はナナと名付けました。
買っていた柴犬のネネと一緒に散歩に行く時は、まだ赤ちゃんなので抱っこしたまま外に連れ出しました。
よだれを垂らすことが多く、タオルを何枚か持って行っていました。

春ごろに貰ってきたナナでしたが、3か月後の夏休みに再び祖父母の家に行くとぬいぐるみのような面影は一切なく、ゴールデンレトリバーのような大きな体核、毛並みも明るい色に変化していました。
何よりも、私の匂いを覚えていたようで、会ってすぐに飛びついて舐めてきました。
その時の飛びついた時の力強さはかなりの物でした。

散歩もおばあちゃんになってきたネネとは力強さが全く違います。
リードを持つ人をぐいぐい引っ張り、早く行こうと急かしてきます。
体の小さい祖母は力が負けてしまうためナナの散歩ができなくなるほどでした。

放し飼いにできる広い草原まで連れて行くと、リードを離して好きなようにさせます。
走っている姿はゴールデンレトリバーそのものでしたが、耳はぴんと立っており、足の先だけが白い毛であり、特徴的な顔立ちをしていました。
祖父がしっかりとしつけをしていたので、帰る時に名前を呼ぶとすぐに戻り、リードをつけるまでおとなしく待つことができていました。

2匹飼っていたので基本的には家の外で過ごさせていたのですが、人と一緒にいることが大好きなようで勝手に窓を開けて家の中に入ってしまうことがよくありました。
怒られることは分かっているので、申し訳なさそうに足を忍ばせて入ってきます。
家族でご飯を食べた後にまったりしていると、突然すり寄ってきてしまい、祖父母に怒られてしぶしぶ出ていっていました。

夜から朝にかけては雨戸を閉めてしまうので、犬が部屋に入ってくることはないのですが、時々祖母が雨戸をあけるときのスキをついて家に入ってしまうことがありました。
母と私が寝ているところに、ものすごい早さで駆けて行き、顔を激しく舐めたり声を出して散歩をねだってきます。
またそのたびにナナは祖母に怒られるのですが、人懐っこくて可愛いナナがみんな大好きでした。

夏は縁側に一緒に座り、暑いのにピッタリと体をくっつけて過ごすこともよくありました。
ナナは13年ほど生き、死んでしまいました。
死因は肺の中に虫が入ってしまったとのことで、犬にはよくあることだそうです。
祖父母から聞いた話ですが、ある夏の日に、呼んでも来ないことから、おかしいなと思いナナがいつも涼んでいる縁の下を覗くと、苦しそうに横たわっていたそうです。

すぐに動物病院に連れて行き、一晩過ごしましたが結局体調は戻らなかったそうです。
死んでしまった時は本当に悲しく、家族みんなで悲しみました。

色々なことがありましたが、ナナのおかげで犬が大好きになりました。
父が動物嫌いのため、実家では犬を飼うことができず動物が苦手でしたが、祖父母の家で動物に触れあうことができたので抵抗は全くありません。
今祖父母は別の犬を飼っていますが、やっぱり可愛いです。

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