家族として迎えた捨て犬 ヨークシャテリアのハク

白のヨークシャテリア「ハク」との出会い

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その犬との出会いは祖父が犬を飼いたいと言い出したことから始まりました。
飼っていた犬が亡くなり意気消沈していた祖父が「気持ちの整理がつかない。新しい家族を迎え入れたい」と言い出しました。

私たちはそんな祖父の言葉を聞き、快諾。祖父のために犬を探し始めました。
私たちはペットショップなどを周り、母は動物愛護団体へ相談しに行きました。
母が行った動物愛護団体の施設でその犬と出会いました。
白に少し銀色が混ざった推定8ヶ月のメスのヨークシャテリアでした。

祖父も私達もその犬がとても気に入り、その子を連れて帰ることにしました。
連れて帰り、早速名前を決める会議が始まりました。
弟や妹も集まり、皆色々な候補を出してきます。
日本ぽい名前や横文字のかっこいい名前。何時間経ってもなかなか決まりません。

しびれを切らした祖母が、「白い犬なんだから、ハクでいいんじゃない?感じで書くと白だよ。この子にぴったりないい名前じゃない?」
祖父も私達も「ハク!いいじゃん!それにしよう!」「お前の名前は今日からハクだよ!」と大喜びでハクに話しかけていました。

ハクの性格は人懐っこく犬見知りもしない、愛想のいい犬です。
そんなハクはうちに来てからは来客者にも愛想を振りまき散歩中にも愛想を振りまき、すぐにご近所犬とも仲良くなった様子でした。

トイレも早い段階で覚え、愛想を振りまきすぎて散歩中に誰かに付いて行く事以外は全く手のかからない犬です。
当時私の部屋は2階に位置していたのですが、私が仕事から帰るとハクは玄関まで来て私が2階の部屋に上がる時には一緒についてきてご飯の時間まで私の部屋で遊んでたりしました。

通常ハクは1階で祖父、祖母と共に寝ていたのですが、たまに夜になると祖父達の部屋を抜け出し、2階の私の部屋まで上がってきたりしていました。
上がってきて部屋の扉が開いていないと、扉を爪でカリカリしたり、それでも起きないとクンクン鳴き出すのです。

私を起こして扉を開けてもらったハクはご満悦で部屋に入り私とともに寝るという事が週の半分くらいありました。
なぜ、毎日じゃないのかはハクにしかわかりませんが、その日の気分なんでしょうね(笑)

私が仕事が休みで家にいる時は、たまにお昼寝もしていました。
初夏なんかは窓を開けてそよそよ吹く風にあたりながらハクとお昼寝することは、私も大好きでした。

ハクは私と一緒に寝る時はなぜか股の間の膝らへんで必ず寝ます。
足を閉じることができないので、他の場所にハクを移して寝ようとしても、必ずその場所に来ます。
それはいいのですが、犬も夢を見ることがあるんでしょうか?
たまに、ハクは寝言みたいな鳴き声を出したり、夢?の中で喧嘩をしているのか突然私の太ももを噛んだりしていました(笑)
噛まれた痛みで私も飛び起きて私が飛び起きたことでハクもびっくりして飛び起きる(笑)みたいなことが何度もあり、いい思い出として私の中に未だにあります。

今では、私は祖父の家を離れ飛行機の距離で一人暮らしをしています。
ハクと過ごした時間はそんなに長くはないですが、私の中ではもう一人妹ができたみたいな存在でした。
たまに会いたくなる時があります。そんな時は妹や弟に頼んでハクの写メや動画を送ってもらったりします。

私のケータイの待受けやSNSのプロフィール画像はハクだったりします。
何度見ても飽きないくらいの美人さんで時々人間みたいな顔をするハクが大好きです。
今度地元に帰った時は祖父の家に泊まりに行こうかと思います。
半年に一回は帰るのでそんなに会ってないことはないですが、祖父の家に泊まりに行かないとハクとは一緒に寝れないですから、、また寝言を聞いて足を噛まれに行きたいです(笑)

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