メインクーンと赤ちゃんとの暮らしを楽しんでるHさんのお話です。
メインクーンのシュシュ6歳。
一昨年、私は結婚して旦那様がうちにやってきました。
付き合ってる時から何度も会ってたので特に変わった反応などなく「ごはんちょうだーい」と旦那におねだりしてました。
翌年、私のお腹に赤ちゃんが宿り出産。
シュシュは、私が「なんで帰ってこないのだろう???」と少し思ってたかな。
でも、ごはんが一番なシュシュは旦那へのおねだりがいつも以上に激しく。
そして、4日後私が家に帰ると、シュシュは玄関まで迎えに来てくれました。
私が赤ちゃんを抱っこしてることに気が付き足元をスリスリしながらもクンクンしてました。
降ろして匂いを確認させてあげたけど、あんまり理解してない様子。
逆に、泣き始めてしまう赤ちゃんにびっくりして隠れたり覗きに来たりを繰り返して…。
私は少し心配でした。
前に年末年始だけ他の猫ちゃんを預かったときにシュシュは威嚇攻撃をたくさんして、相手の猫ちゃんを怖がらせてたので赤ちゃんにもしてしまうのではないかと…。
でも、それはなかったです。
ちゃんと人間の赤ちゃんの認識があったのか「シャー」の一言もなく遠くからではありましたが、夜中泣いてる時も見守ってくれててうれしかったです(*^_^*)
ところが何か月か経って、シュシュは赤ちゃんには手をあげたりシャーは言わないのですが、旦那に向かってそれをするようになりました。
動物看護士だった私の経験上、責任転嫁行動だなと思ったのですが…。
廊下を通るたびにシュシュに怒られてる旦那を見るとかわいそうでした。
やはり少なからず今までいなかった生き物が増えて、しかも自分が一番に愛情をもらってたのにその生き物に付きっきりになってる私を見てやきもちの気持ちやストレスはあったのでしょう。
何か月もその行動は続いてしまいましたが、旦那も何か案は…と思ったのか廊下を通るときはねこじゃらしで気をそらして通ってました。
とてもかわいい考えだなと思ったのですが、意外にもそのねこじゃらしに本能的につられてシュシュも怒らなくなりました。
猫の本能もかわいいですよね。
それから何か月か経ち、引っ越しもして赤ちゃんも1歳になりました。
今では赤ちゃんがねこじゃらしを持って意味もなくぶんぶんと振ってシュシュは遊ばれております。
たまに窓辺の取り合いでシュシュが赤ちゃんを叩いてしまうこともありますが、赤ちゃんも負けじとシュシュを叩いてます。
爪などは定期的に短くしてるので引っかかって大きなけがにつながったことはいまだにありません。
本当に毎日この光景を見ますが、見てるこっちも飽きません。とても微笑ましい光景です。
「赤ちゃんにと猫」 最初はどうなるかと思いましたが、本能的に赤ちゃんと分かってくれる猫はやはりすごい生き物だと思いました。
今は多少叩いても大丈夫だろうと思ってるみたいですが、最初は我慢、我慢の毎日だったと思います。
シュシュにも「ありがとう」と言いたいです。
これからも、二人とも仲良く成長していく姿が見れればと思います。