先日、兄の車を借りて運転をした時の話です。一通りドライブをして家に帰宅。車庫に入れるためバックで駐車をしようとしたところ、車庫内に置いてあったスコップに気付かず助手席側のドアをガリガリとこすってしまったのです。
こすった瞬間に音がしてヤバイと思ったのですが、もはや後の祭りです。とりあえず一旦停車をしてから助手席側へ走っていき、どのような状態か恐る恐る見ることにしました。その結果、兄が大切にしている車には10センチほどの見るも無残な傷跡が……。私は血の気が引いてしまいました。実は兄に黙って車を借りていたからです。正直、これがバレれば烈火のごとく怒られるだろうなと憂鬱になったものです。
しかし、このまま何もしないのも心証が悪いので、最善は尽くそうと車の修理をしてくれる業者を探すことにしました。そして目ぼしい業者を見つけると、私はすぐに電話を掛けました。するとすぐに持ってきてくれとの回答。私は重い足取りで業者のもとへと向かいました。
そして業者に車の状況を見てもらったのですが、しばらく傷の状態を見て一言。
「まあ明日中にはいけますね」
天の声とはこのことでしょうか。私には、その業者が神様のように見えました。そしてすぐに車の修理をお願いしたのです。
翌日指定の時間に業者のもとへと行くと、まるで何事も無かったような状態になっており、私は心の底から安堵したものです。
そして2日後、兄が出張から帰ってきましたが、依然として車の修理をした事実はバレてはいません。さすがプロですね。本当に助かりました。もうできればお世話になりたくありませんが、もしまた何かありましたらお願いしたいと思いますね。