私は会社に勤めていた頃は年間250日ほど通勤で車を使っていたのですが、独立したことを機に年間10日ほどしか車に乗らなくなりました。
仕事の大半は家で済ませられるものでしたし、自宅マンションの駐車場代を支払うのがもったいないと思い、田舎にある祖父の家の車庫に車を置かせてもらっていたので乗る機会が極端に減ったのです。
それでもまったく通電しないと走らなくなってしまうのではと思い、月に1回は30キロほどの距離を走らせるようにしていました。
春や夏はそれでも問題ありませんでした。
しかし秋になり寒くなってきた頃、車のエンジンをかけようとするとプスッという音がするだけでエンジンがかからなくなってしまったのです。
急いでボンネットを開けてバッテリーをチェックしたところ、本来緑色のランプになっていないといけないものが真っ黒になっていて完全にバッテリーが上がってしまっていました。
自分だけではどうにもできないのでJAFを呼んで事情を説明したところ、こうなったのは2つの原因が重なったのではないかと言われました。
1つは寒い時期にひと月もエンジンをかけずに放置していたこと。
この季節になると乗らなくてもできれば毎日、最低でも2日に1度はエンジンをかけて走らせないと一気にバッテリーが上がってしまうとのことでした。
もう1つは常に車の警報機でバッテリーは使われているということ。
残りの充電量を見てもらうと寒さでバッテリー上がりになるだけでは普通はここまでにはならないとJAFの方が言うくらい空に近い状態になっていました。
触っていない期間中もずっと作動していたのは警報機くらいなのでこれも原因の1つになっていると言われました。
結局充電してもらってそこからは毎日20キロほど走らせるようにすると、バッテリーのランプも緑色に戻り、翌年あった車検も無事通すことができました。
あの一件以来、毎回車に乗るときにはバッテリーの具合を気にするようにしています。
(株)ニュートレード社
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